隠居の部屋スタート

本会事務局の局長を務めています池本です。 尾﨑会長(支部長)の強い要請を受け、このコーナーを開設しました。 年寄りの趣味のコーナーです。お見苦しいところはご容赦ください。 内容・テーマは『挿し木へのチャレンジ』です。 私が挿し木を始めたきっかけは、家を引っ越しすることになったとき、昔から家にあったイチジクを新しい場所でも育てたいと考えたことでした。 さて、どうしたものかと考えているとき、インターネットで『イチジクは挿し木で簡単に増やすことができる』との情報を得たことから、令和元年の11月にチャレンジを始めました。 それと並行して、柿、桃、サクランボ、梅、ツツジ、サザンカ、椿、花梨、キンモクセイ、ギンモクセイ・・・などなど、いろいろな植物で試してきましたが、現実は甘くありません。数えきれないほどの枝を枯らしてしまいました。 因みに、最初に取組んだイチジクは、今(令和3年11月)7本畑に地植えしていますが、挿し木で生き残ったのは1本のみで、6本は元のイチジクから伸びた枝が地面に接地したところで根を生やしたものを移植したもので、自然に「取り木」となった、いわば分家です。 挿し木で、10数本が青々と葉っぱを茂らし始めた頃(まだ根は生えてなかったと思います)、女房から『そろそろお日様を浴びさせた方がいいんじゃない?』とそそのかされたことを受け、実行したところ、アッという間に日焼けで葉っぱがクシャクシャになって枯れてしまい、辛うじて一番葉っぱが少なくて小さな1本のみが生き残ったという次第です。 これまでに何とか成功したのは、ツツジ、ドウダンツツジ、ブルーベリー、オリーブ、椿、サザンカだけです。 挿し木以外にも、実生(みしょう:種から植物を育てること)にも挑戦しました。桃、サクランボ、ブンタン、ポンカン、黄金柑、小夏、キンカン、花梨です。 実生では発芽率は結構良いのですが、果実ができても、その味は保証されないとのことなので、花を楽しむくらいしか期待できないようですね。 余談ですが、柑橘類は、油断している間に蝶や蛾の幼虫(イモムシ)が葉っぱを次々と食べてしまい、半分くらいが線香1本だけ立っているような状態になってしまいました。 サクランボとドウダンツツジは、大量発生したコバエ(キノコバエ)の影響かもしれませんが、しっかりと根っこは張っていたのに、半分くらいが枯れてしまいました。 イモムシとコバエ対策に妙案があれば、是非に教えていただきたいと考えてます。 生き残っている可愛い子供たちは、正副会長(支部長)の暖かいご理解のもと、事務所内に置かせていただいておりますので、事務所にお越しの際はお声掛けください。

挿し木を始めるきっかけとなったイチジクですが、畑で順調に大きく育っていたので、10月末に4本を移し替えのために掘り起こしました。2本は直ぐに位置をずらして埋め戻し、残る2本は娘夫婦にプレゼントするために水を張ったバケツに入れました。ところが、手早くやったにもかかわらず、4本共に一気に葉っぱがクシャクシャになって枯れてしまいました。(下に掲載した写真のとおりです) 掘り起こした時期がまずかったのかと、ガックリときていましたが、イチジクの生命力はなかなかもので、その後新しい葉っぱが生えてきて事なきを得ました。やれやれでした。 可愛い子供たちの幾つかを紹介させていただきます。

挿し木

実生

移植