取組みについて

取組み(事業活動)について

(1)災害応急対策活動(組織・体制と活動内容)

本会は、高知県や高知市との間で『災害発生時における支援活動に関する協定』を結んでおり、高知市管内において台風や地震、集中豪雨等により災害が発生した際には、会員企業の協力を得て、その緊急復旧活動に取り組んでいます。
具体的には、会員企業をその会社の所在地に応じて9つの班に分け、被災個所によって当該地区の会員企業が対応しています。

台風や集中豪雨による災害への対応

高知市管内では、平成10年9月に発生した高知豪雨災害以降、大規模な災害は起こっていませんが、小規模であっても、台風の接近や集中豪雨による倒木や土砂崩れ等の被害が時々発生しています。
近年では、平成30年9月末に高知市の災害対策本部からの要請を受け、長浜地区にて強風で折れ道路をふさいでいるカーブミラーの撤去、令和元年10月初めの円行寺地区や領家地区での土砂崩壊への対応、鷲尾トンネル近くの側溝の目詰まりへの対応といった事例があります。

行政主導の総合防災訓練への参加

高知市と高知県は、交互に大規模災害の発生に備えた総合防災訓練を毎年切れ間なく実施しています。
参加する関係機関は、国、高知県、高知市、自衛隊をはじめ様々な行政や民間の組織で、本会も大型の建設機械を有する実動部隊として加わっています。

  • 開会式

  • 土砂撤去訓練の様子

  • 被災者救出訓練の様子

道路啓開活動への参画

2011年3月に発生した東日本大震災では、国土交通省東北地方整備局が主導した「くしの歯」作戦と名付けられた道路啓開活動が、三陸海岸沿いを中心にその復旧復興活動に大きな成果を挙げました。
被災後の救急救命活動や支援物資や人材派遣を迅速に行うために、主要な道路を真っ先に通行可能な状態にする活動です。
南海トラフ巨大地震がいつ発生してもおかしくないと言われている本県も、国土交通省や高知県が中心となって「道路啓開計画」の策定や緊急時の想定訓練の実施が進められています。
地震が発生すれば、太平洋に面した本県の被害は特に甚大だと想定されており、被災後は四国の他の3県や中国地方や近畿圏からの支援が不可欠です。
本会もこの道路啓開計画のメンバーに入るとともに、高知市管内の主要な国道・県道の路線に担当企業を張り付けて有事に備えています。

  • 被災車両の撤去訓練の様子

  • ガレキの撤去訓練の様子

  • 講評を述べる尾﨑会長(令和元年12月)

(2)社会貢献活動(ボランティア活動)

本会の会員企業の多くは、公共工事の受注によって会社経営を行っていることから、社会への貢献意識が高く、毎年各種のボランティア活動を行っています。

浦戸湾七河川一斉清掃活動への参加

「組織の概要」でも紹介しましたが、高知市が主催する“浦戸湾・七河川一斉清掃活動事業”に平成元年当初から参加をしており、会員企業の協力を得て毎年ダンプ45台以上、参加者80名以上が参加して、地域住民の方々が集めたゴミや雑草類を、その集積場所から宇賀の清掃工場(可燃ゴミ)と三里の最終処分場(不燃ゴミ)に搬出する作業に従事しています。
ただ、この事業も新型コロナウィルス感染症等の影響で令和2・3年度は、実施が見送られています。

  • 出発式での岡﨑市長の挨拶(令和元年7月)

  • 待機するダンプカー

  • ゴミの回収状況

道路一斉清掃活動の実施

建設業界では、全国的に11月18日を『土木の日』と定めています。
「土」が「十」と「一」、「木」が「十」と「八」に分けられるからです。
この日の前後には、全国の建設業関連団体が様々な活動を行っています。
そして本会も、この『土木の日』の直近の土曜日に、会員企業の協力を得て、7班体制(80人以上、ダンプカー15台くらい)で、高知市管内5路線のゴミ収集活動を行っています。集めたゴミは、宇賀の清掃工場に搬入しています。
当事業は、本会独自の活動で屋外作業ということもあって、新型コロナウィルス感染症防止に配慮しつつ、令和2・3年度も実施いたしました。

88クリーンウォーク四国への参加

国土交通省四国地方整備局の関連団体が、8月8日(当日が.土・日曜の場合は直近の金曜)に実施する清掃活動にも、会員企業の代表者や社員が自宅周辺や会社周辺で参加していて、毎年200名近くが清掃活動に汗をかいています。

県民一斉美化活動への参加

高知県が毎年、2月の第一日曜日に実施している朝の清掃活動にも50名以上の会員企業の従業員の人達が参加しています。

防犯パトロールの実施

年に4回(6、9、12、3月)、帯屋町付近を中心に、当協会会員企業の関係者15~20名くらいで構成するパトロール班が巡回活動を行っています。

  • 出発式

  • パトロールの様子

(3)会員企業の工事施工現場での安全パトロールの実施

建設業界にとって、工事施工現場での労働災害の撲滅と安全確保はとても重要なことです。
このため、労務安全衛生委員会が中心となって、年に3回(10月、12月、3月)会員企業の工事施工現場(10~12箇所)の安全パトロールを実施しています。
パトロールには、高知労働基準監督署や高知県、高知市、建設業労働災害防止協会高知県支部の関係者の方々にも参加をしていただいてます。
ただ、令和2・3年度は、新型コロナウィルス感染症への対応のため、実施回数や参加人数を大幅に減らしての実施となっています。

  • 出発式

  • パトロールの様子

(4)行政への要望活動

土木委員会が中心となり、平成元年度から毎年高知県土木部と高知市との意見交換会を(一社)高知県建設業協会・下水道部会との合同で実施しています。その目的は、会員企業に向けたアンケート調査をもとに、工事施工現場で生じている様々な問題点を中心に協議検討を行い、その解決を通じて建設業の健全な発展を図ろうというものです。
また、特別事項検討委員会が中心となり、毎年会員企業に向けたアンケート調査を行い、その結果をもとに入札契約制度に関わる問題・課題点を取りまとめ、高知県高知土木事務所と高知市に改善方の要望活動を行っています。

  • 高知市への要望活動

  • 高知県への要望活動

(5)会員企業間の親睦活動

会員企業の従業員の方々の健康増進と親睦を目的とした活動も、保健体育委員会が中心となって行っています。

ソフトバレーボール大会の開催

春野総合運動公園や高知市総合運動場の体育館のコートを借りて、4人でのチーム編成による大会を毎年9~10月頃に開催しています。
和気あいあいながらも、例年熱戦を繰り広げてきましたが、令和2・3年度は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で残念ながら開催できませんでした。

  • 開会式

  • 試合の様子

ボウリング大会の開催

  • ラウンドワン高知店やボウル葛島で、4人でのチーム編成による大会を毎年11~12月頃に開催しています。
    例年50名を超える参加者が熱戦を繰り広げてきましたが、令和2・3年度は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で残念ながら開催できませんでした。

  • ゲームの様子

沖釣り大会の開催

桂浜沖で、毎年9~10月頃にアジやサバを主体にネイリ(カンパチ)、ハマチをターゲットに釣り大会を実施しています。
例年は、25名前後の参加者が釣りの腕を振るってきました。
令和2・3年度は、屋外での行事ということで、新型コロナウィルス感染症の状況に配慮しつつの実施となりました。

  • 大物をトリプルで釣り上げた参加者

  • 他の参加者の釣果

ゴルフ大会の開催

県内のゴルフ場で、2年に1度(役員、委員の改選期でない年)ゴルフ大会を開催しています。

(6)各種会議(総会、理事会、委員会)

本会は、毎年5月もしくは6月に定時総会を開催し、前年度の事業報告と決算報告、そして当該年度の事業計画案と予算案などの議案の審議決定をしています。
理事会は、通常、総会前の4月と年度末の3月に開催するほか、必要に応じて随時開催し、総会に提出する議案の審議や本会の事業活動に関する協議検討を行っています。
役員の任期は2年間となっています。
また、本会の事業を円滑に遂行するため、総務委員会、土木委員会、労務安全衛生委員会、保健体育委員会、特別事項検討委員会を設置しています。
総務委員会では、定時総会に向けた議題(案)を理事会に上程する作業を中心に組織の運営全般に関わる問題について活動をしています。
その他の委員会の活動については、以下で紹介します。
なお、委員の任期も2年間となっています。